サーフトリップで荷物を軽くする10のこと
サーファーなら誰もが憧れるサーフトリップ。
ギラギラと輝く太陽の下、白い砂浜のビーチに揺れるヤシの木。
沖を見ればツルっとした海面に規則的に崩れるクリーンなうねり。
そんな上質な波とロケーションを求めて日本を飛び出す。
サーフィンをやればやるほどこのような願望が高まって来ますよね。
そんなサーフトリップですが、楽しい反面サーフボードという大きな荷物を抱えることになるため、普通の旅行と違って移動が大変!
とくに現地の交通手段を使って目的地に行くようなコアなサーフトリップの場合・・・行くのをためらうほどです。
そこで今回はサーフトリップで少しでも荷物を軽量化させるための方法につて書いていきたいと思います。
荷物を選別する考え方
旅行の準備をしていると、あれもこれもと持って行きたくなってしまいます。
しかしです!「これ使うかな?」と悩んだ物は大抵使いません。
なので
「迷ったら持って行かない」
これ結構重要です。
それ以外にも、持って行く物を以下のポイントに照らし合わせて考えてみると、さらに荷物を減らして軽量化できるかもしれません。
- それがないと本当に困るのか?
- 他の物で代用することはできないか?
- さらに小さくて軽量なモノは売っていないか?
- 現地調達できないか?
- 内容量を減らせないか?
これらの考え方を踏まえた、具体的な対策法が以下の10つの方法です。
- バックパックを使う
- 着替えは2~3日分に抑える
- ライトダウンジャケットを使う
- 軽量傘を使う
- 液体は少量の容器に詰め替える
- 大容量過ぎないモバイルバッテリーを使う
- 大きな財布は持たない
- マイクロファイバータオルを使う
- サーフボードにクリアデッキを貼る
- 安物ビーチサンダルを使う
1.バックパックを使う
一見するとスーツケースをゴロゴロ押した方が楽に思えますが、階段など段差があるところや、大きな音を立てながら移動するのはやはりストレスです。
旅の荷物はバックパックとサーフボードのハードケースだけの方がスーツケースよりも確実に機動性が高いです。
2.着替えは2~3日分に抑える
衣類は無駄に持って行ってしまう物の代表格です。
バックパックの中身のほとんどを占有するのでできる限り少なくしたいところです。
「アレも!コレも!」と詰め込みたくなりますが、最低2日分の着替えがあれば、一週間以上の旅でも対応できます。
現地で洗って着回せば多くの着替えは必要はありません。
サーフトリップの場合、大抵は暖かい土地に行くと思うのでTシャツ2~3枚、下着2~3枚、ハーフパンツ1枚、あとは当日着て行く服で十分です。
靴下に関しては、サーフトリップの場合現地では概ねビーチサンダルで過ごす人がほとんどだと思います。靴下を使うのは行きと帰りくらいなものなので、当日履いていた靴下だけで問題ありません。
3.ライトダウンジャケットを使う
冬場に出発する場合、当日着て行くアウターは現地空港についた途端に大きなお荷物と化します。
その対策として当日着て行くアウターは圧縮率の高いライトダウンジャケットがオススメです。
例えば、UNIQLOのウルトラライトダウンジャケット。TheNorthfaceのライトヒートジャケット。
mont-bellのスペリオダウンジャケット。NANGAのポータブルダウンジャケットなどの商品がいわゆるライトダウンジャケットにあたります。
これらのダウンジャケットは重さ200g前後と軽量なうえ圧縮率が非常に高く、付属のスタッフバックに折りたたんでコンパクトに収納することができます。
現地空港についたら畳んでバックパックにポイっと入れれば荷物になりません。
4.軽量傘を使う
滞在期間の天気予報次第では持って行く必要がでてくる雨具。レインコートは着脱ぎが面倒なのでやっぱり傘の方が機動性が高いですよね。
ですが一般的な折畳み傘は結構な重さがあり、確実に使うとは限らないもののためにバックパックを重くしたくないものです。そこでオススメな超軽量折りたたみ傘。
重さ100g前後と超軽量です。フレームがカーボンでできており、耐久性もあります。
100gと言ったら卵2個より軽い!これならバックパックに忍ばせておいても苦になりません。
5.液体物は少量の容器に詰め替える
虫除けスプレーや化粧品などの液体物は元々の容器のままもっていっても使い切ることはほぼありません。
なので、少量の容器に使う分だけを詰め替えて持って行くと良いです。
ヘアワックス等もそのままの容器だと重くなるのでクリーム用の少量の容器に詰め替えた方が良いですね。少量の容器は100均で購入できます。
6.大容量過ぎないモバイルバッテリーを使う
スマホやアクションカメラなどの持って行く電子機器が増え、何かとコンセントの穴が気になる今日この頃。
モバイルバッテリーがないと心配だという人も多いのではないのでしょうか。
昨今では10000mAp超える大容量のモバイルバッテリーも安価に購入することができ、ついつい大容量のモバイルバッテリーを選んでしまいそうですが、当然容量が大きければそれに比例してサイズと重量も大きくなります。
10000mA以内であれば重さは200g以下ですが、10000mAp以上になると300gを超えてきます。
豆腐一丁くらいの重さになるので不用意に大容量のモバイルバッテリーはよろしくありません。
旅先で充電できない状況になると言っても、野宿でもしない限りは数日充電ができないということにはならないので、モバイルバッテリーの容量は5000〜6000mAあれば十分だと感じています。
ちなみに私は8000mApのモバイルバッテリーを使用していますが、スマホでGooglemapをガシガシ使ってGoproをジャンジャン撮りまくっても、モバイルバッテリーの残量が切迫することはありませんでした。
7.大きな財布は持たない
いつも使っているお財布。色んなカードやレシートでまん丸太りズッシリと重いですよね。
そうでなくても本革製の長財布なんかは財布の重さだけでも結構な重さです。
普段使っているお財布の中身は旅先ではすべて無意味なものになるので、レシートやカード類はすべて財布から出し、免許証とクレジットカード一枚と必要なお金だけ持って行くようにするとよいです。
でも私がお薦めしたいのはジーンズの前ポケットに入れても邪魔にならない名刺サイズの超コンパクトなお財布。肌身離さず持っていても邪魔にならないので軽量化対策だけでなく安全対策としてもお薦めです。
8.マイクロファイバータオルを使う
普通の旅行ならタオルはホテルにあるので持参する必要はないのですが、サーフトリップの場合はタオルは必須アイテムとなりますよね。そしてバスタオルって物凄くかさばるし意外と重いんです。
そこでお薦めしたいのがマイクロファイバータオル。
通常のバスタオルに比べて折りたたんだ時の厚さは3分の1、重量ももちろんバスタオルに比べて軽いです。それだけでなく速乾性もあるので頻繁に海に出入りするサーファーにとっては嬉しい機能性です。
9.サーフボードに滑り止めシートを貼る
一般的にサーフボードの滑り止めと言えばワックスですが、ワックスの代わりとなるアイテムとして『3Xクリアデッキ』や『クリスタルグリップ』などの滑り止めシートもあります。
これを使えば、ワックスを持って行く必要が無くなるので、多少ですが荷物の軽量化につながります。
それ以上に、良い波を前にはやる気持ちを抑えてゴリゴリやる時間が無くなる事が、滑り止めシートの最大のメリットかもしれません。
大会に出るようなあちら側の方にはパフォーマンス的なところで異論があると思いますが、一般サーファーにおいては滑り止めの効果は十分ですよ。
10.安物ビーチサンダルを使う
持って行くのを忘れがち、そして地味に重いし派手にかさばる。まさに最後の伏兵のビーチサンダル。
バックパックに入れるとかなり場所を占有されるので、基本サーフボードのハードケースの隙間に押し込むことになります。
しかしハードケースにも荷物が入るからといって、気を抜いて隙間にアレコレ突っ込むと・・・あっという間にハードケースは肩が悲鳴をあげる重さになります。
ビーチサンダルも軽量化が図れるアイテムです。
立派なビーチサンダルほどゴムの密度が高くズッジリと重みがあります。ここはあえて数百円で売ってそうなゴムの密度がスッカスカの安物ビーチサンダルが軽量でオススメです。
安物のビーチサンダルなら、帰りは捨てて帰ってもいいですしね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
例え一つ一つの荷物は小さく軽い物でも、その一つ一つが最終的な荷物の総量に影響しています。
旅の荷物が重くなればその分ストレスが増え行動範囲も狭まります。逆に荷物が減ればもストレスも減り行動範囲も広がるので、思い出に繋がる良い体験をする機会が増えます。
持って行くものは本当に必要な物だけに絞ることができれば、きっとより良い旅となるはずです。
次にサーフトリップに出かける機会があれば、ミニマムな荷物で心の重さも減らしてみませんか?
是非お試しあれ!。